自分の持ち物は自分で・・・。
僕の性格が単純な為か、過去の記事タイトルの『一人にしないで!』と
似た状況が今でも多々ある。
これも、恥ずかしかった場面の一コマ。
娘が保育園に通っていた頃、共働きだった為、家の掃除が全く出来ず、
家は散らかり放題。
我慢出来ず、嫁さんが『掃除をするから、娘と出かけて!』と。
とりあえず、娘も喜び、僕も嬉しい場所と言えば、僕の実家。
さあ、車で行こうとしたら、娘が『車はイヤや。バスで行く。』と、
言い出した。
『え?そんなん、邪魔臭いし、車の方が楽やんか!』
娘はバスで行くと一点張り。
車だったら、10~15分もあれば実家に十分到着するし、
荷物を運ぶのも楽。
何よりバスで実家に行くのが嫌なのは、家と僕の実家は
遠くないのに乗り換えが必要な事。
これが一番、邪魔臭い!
当時、娘のイヤイヤ病が絶好調な時。仕方がない。
大きなカバン2つに娘の着替えやら、おもちゃ、絵本等、
パンパンに詰め、娘は両手にリカちゃん人形。
渋々、バスでお出掛け。
荷物は重くて大きい。ハッキリ言って、邪魔。
近所のバス停から、娘と共にバスに乗り込み、乗り換えの
バス停に到着。
ここは超有名な観光地の1つ手前のバス停。
乗り換えを待つ観光客でバス停が人であふれかえっている。
すると、娘が両手に持っていたリカちゃん人形が邪魔だから、
ちょっと、持っていて欲しいと。
はいはい。分かりました。リカちゃん人形を持たせて
貰います。
しかし、直ぐ来るはずの乗り換えのバスがなかなか来ない。
時刻表を確認。どうも、遅れているみたい。
すると、何か視線を感じた。
バスを待つ女子中学生くらいの修学旅行生3人が
異様な目で僕を見ている。
ん?なんやろ?この視線。
あれ?娘がいない!
いい年こいたおっさんが、肩にクロス掛けした
大きなカバン2つと両手にリカちゃん人形。
どう見ても怪しいと言うか、危ない。
娘はバス停の後ろの自動車ディーラーのショールームを一人で見ていた。
あ~、めっちゃ、恥ずい。
やっと、乗り換えのバスが来たので、娘を呼んだら、
何故か、娘は僕から避けるように離れた。
今度はまた違う視線を感じる。
誤解だと言いたかったけど、言える状況ではなかった。
正直、泣きそう。
もう、僕と娘だけでは、バスに乗りません。
トラウマになりそうだった。
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