一人にしないで!
家の近所を娘と一緒に歩いていた時の話。
何故か、娘に元気がない。
『どうしたん?保育園で何かあったんか?』って、聞いてみたら、
『お遊戯でスキップが上手に出来ない。』と。
『何や、そんなんで悩んでたんかいな。別に難しい事ないで!』と、言って、
娘と並んで、スキップを教えていた。
『うーん。何か、リズムに乗れてへんなー。こうするんや!』
僕は自分の両手を腰に当て、軽やかに娘より、先に進んでスキップの
見本をみせた。
『どうや?分かったか?』
後ろを振り向くと、娘がいない。
娘は僕より、約20メーター手前のパン屋のベンチに一人で座っていた。
『何やー、何処に行ったかと思ったで。』と、再び、前に振り向いたら、
同じ町内の奥さんが、家政夫のミタゾノさん状態の眼差しで僕を見ていた。
それから暫く、その奥さんは僕としゃべってくれなかった。
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